標本から得た結晶図


結晶図に付いて

現在に至るまで数多くの文献・書籍によって鉱物の事を学ばせて頂き、その中で数多くの結晶図へ触れる機会も多かった。
鉱物に縁して間の無い頃、フィールドへ出掛ける前夜など採集目的の鉱物写真と結晶図を睨み過ぎて興奮も手伝い、結局寝ずの
採集旅行も何度となく経験し、そんな中、現地での採集時も前夜目が血走る程焼き付けておいたあの結晶図のイメージとどうしても
マッチした鉱物が見付けられない。
先輩・友人から「これがそうだよ!!」と目的の鉱物を手渡され実物を見てもやはり結晶図のイメージとどうしてもマッチしない。
帰宅後、「こりゃ、結晶学も勉強せねば。」と思い、セツセと読書に励む、「なるほど!!」と思いながら「こりゃ、手におえないな」と
弱気に成りながら現在に至った。
「やはり現物が一番」と思ったが、初めて採集へ行かれる方は無理が有る。
ならば、「写真」と思ったが、これも立体的にイメージがつかめない。
そこで思い立ったのが、結晶図の基本図形にとらわれずに現在所有の標本を忠実に図形化すれば一番良いのではと思ったのです。

作成に当たって

現在の所、サンプル的に作成してみたが、極力忠実に出来るだけ詳細に変化点をとらえる様努力した。
作図方法はAdobe Illustrator 9.0Jを使用し各結晶面ごとアンカーポイントツールを使用して作図し全面を統合させた後、目立った条線
がある場合は書き込み、GIF画像へ変換した。
職業柄(印刷版下作成)デザインを手掛けて来たが、今回の様な試みは初めてで有る為、今一納得のいくものでは有りません。
今後の課題に致したいと思いますので、皆さんのご意見も宜しくお願い致します。

石英(水晶)・六方晶系
磁鉄鉱・等軸晶系
ベスブ石・正方晶系
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石英(水晶)日本式双晶・六方晶系
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燐灰ウラン鉱・正方晶系 レグランド石・単斜晶系


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