ヒルギダマシ(ヒルギダマシ科) Avicennia
1〜3メートルの低木、熱帯では高木になる。葉は対生、花べん5枚、だいだい色、果実は有毛で卵円形。
根は泥土中を水平に走り、多数の呼吸根を垂直に出すのでマヤプシギと同じく直立根をもつ。しかし直立根の高さは3p以下でほとんど二次肥大成長をしないのでマヤプシギに比べると根の表面はなめらかで弾力性に富む。
根に葉緑素をもつ。河口前縁に生育し、より海水の影響の強い環境に生育し、マングローブの樹種の中で耐塩性が最も強い。宮古島の島尻のマングローブ湿地がアジアの北限である。